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2024.09.11
水中ドローンによる護岸の矢板点検の実証実験
先日兵庫県加古川土木事務所様とともに「水中ドローンによる護岸の矢板点検の実証実験」を実施しました。
内容は明石港の300mの対象区域の矢板(深さ3.5m~5.5m)を、
前回の点検からどれくらい変化があるか(損傷の進行具合等)、新たな異常箇所はないかを水中ドローンによって確認するというものです。
これまでは潜水士のダイバーさんによって調査や撮影などによる確認が行われてきていましたが、ダイバーさんの高齢化や担い手の減少といった社会情勢やDXの推進を図ることを目的に実施されました。
実際水中ドローンで撮影してみるとクリアに映像を撮影することができ、損傷箇所の確認もしっかりできました。
また作業は3日間にわたって行いました。実質2日ほどでの作業になりましたが、
1日目に台風接近間近&ゲリラ豪雨による作業の中断があったり、
日程を少し空けてからの2日目&予備日の3日目には県の職員の方に向けてデモンストレーション会&操縦体験会も実施しました。
デモ会では今回の調査のポイントや水中ドローンについての基本性能などをお話させて頂き、質疑応答の際には沢山のご質問を頂き、県職員の皆様の水中ドローンへの注目度の高さを実感しました。
実際水中ドローンを現場に実装していくことで、いきなり潜水士さんに完全にとってかわることはありませんが、大幅な作業効率化や作業負担の軽減が見込まれます。
とにもかくにも大変実りの多い調査となりました!貴重な機会を頂いた兵庫県加古川土木事務所港湾課の皆様には感謝を申し上げます。